17年17万キロストーリー LifeSTYLE Factories
20XX年の初頭のこと、新しい職場で仲間から、
「ボード行きませんか」
のお誘いがありました。
行き先は会津で、初夏には行った事があるけれど冬は初めて。
高速を降りてからの国道に、だんだんと雪が増えてきて、そろそろと言う頃にチェーンを装着のタイミングとなりました。
■ 前回の話 その4 「高速道路でパンク」 <<<
【スタッドレスに感動!!】17年17万キロストーリーその5
痛恨のスピン・・2連チャン
ぼくの住んでいる神奈川県からゲレンデのある福島県へは、
東名高速、首都高速、東北道と高速道路を乗り継ぎ、郡山JCTから磐越自動車道に入り磐梯熱海インターチェンジで降り、ゲレンデ近くのペンションまでまず行くことに。
このゲレンデちかくの宿に行くには国道をはずれて、山道を行かなくてはいけないのだけど、ここで2回もスピンする始末。。
「きゃあ」
と助手席の彼女から悲鳴があがる。
このクルマと13年(この時点で)付き合っているけど、立て続けに2回スピンというのは初めてで、仲間のハイラックスサーフも心配そうに、すこしペースを落としてくれました。
その言い訳
少し言い訳をしますと、このクルマは前輪駆動(FF)で、フロントのみにチェーンを装着し、リアは「夏タイア※」のまま。
FFはめったに尻など振りそうもなく思えるけど、このクルマはカテゴリ上では商用車にあたり、積載量は200kg。
そんな訳で、後輪のノーマルの板バネの足回りでは何も積んでいないとややカタく、そしてトラクションもかかりづらい・・下手くそと言ってしまえばそれまでだけど、かなり雪道では尻を振りやすいと、今更ながらに気づいたのです。
前回、ボードに行ったのは乗り合いバスだったし、寒いのが苦手なぼくは雪道を行く事も今まであまりなかったのでした。
この時ボードは2回目で、これ以降ハマって行くことになり、どうせ行くなら自分のクルマでと考え始めました。
雪道に夏タイヤはやっぱりダメ
スノーボードはスキーと違って、スタンスはサーフィンと同じで違和感がなく使う筋肉も似ていて、雪の壁を波に見立てて当て込むのは楽しいもの。
話がそれたけれど結論は、
タイアをスタッドレスにしてしまう事
でした。
その後、2月に3連休が取れたので、それまでにタイアを新調して次なる目的地は白馬。
一応、念のためチェーンも持っていき、そして荷台には出来るだけ荷物を積んでリアに加重がかかるようにしました。
雪の無い道では、なんとなくねばつくような感触でノイズもすこしあるけど、慣れれば気にはならないレベルの音。
・スタッドレス2シーズン目の小海で撮影(ブリザック)
ノンストップの快適さ
こんどの行程は神奈川県から長野県なので、
まず高速で中央道を行き、岡谷JCTから長野自動車道の安曇野インターチェンジまで行き、あとは一般道で。
高速では雪は無かったけど、降りてからはだんだんと雪が多くなって来ました。
雪が増えてきてチェーンを巻くという作業も慣れてしまうと一興だけど、ひと冬に何回も通うとしたら手間は少ないのがいいですね。ガタガタ言わないし、路面も削らないで済みます。
雪の国道では地元ナンバーが、速くもなく遅くもない、いいペースで走っていて、そのまま違和感なくついていけそうでした。
キュッと噛み付くその感触
はじめてのスタッドレスで雪道の運転を楽しんでいると、あれよあれよという間に宿に到着。
宿の駐車場の雪を「キュッ」と、新品の喰い付きのいいスタッドレスタイヤが噛みしめて停まった。
晴れのドライ路面の神奈川から、雪道の長野まで、一本のタイアでこなしてしまうその性能には、どこかの元総理じゃないけれど、
「 感 動 し た 」
おしまい
・この時装着したのは「ブリザック」です
>>>次回話
【ガス欠には「押す」その1】 17年17万キロストーリーその6
ひとことコラム
ストーリーに書いた通り、新品のスタッドレスはいいものです。
当時、クルマ関係の仕事をはじめて2年目となり、この後色々役得が出来て、タイヤなんかは中古でよければ自分のクルマに使うことができるようになりました。
新品同様の溝あり、溝が少な目、新しめのや古ぼけたの、そしてメーカーもいろいろなスタッドレスを試させてもらい、神奈川は雪がないのでちょっと箱根までひとっ走りして実際に雪道テストしたりして・・
あまり溝がないものはもちろんダメですが、製造年も重要で古いものは弾力がなく、これも良くないので、溝すくなめも含めこれは夏タイヤとして使い節約をします。
冬用には雪道でグリップする溝多めで新しめのに履き替えて、これは冬だけ使います。
メーカーでもコンセプトの違いがあり、ただ走れればいいもの、ココはいいんだけどアレがちょっとなぁというもの、あらゆるレベルが高くすばらしいもの、いろいろありましたが・・
スタッドレスに関して言えば、新品でココのメーカーがいちばんではないかと思うのです。
タイヤの出来るまで
こういう「どうやって作っている」系の動画、大好きです
スタッドレスではありませんが、ご参考まで
17年17万キロストーリー LifeSTYLE Factories
>>>次回話
【ガス欠には「押す」その1】 17年17万キロストーリーその6
「あれっ、ガソリン少ないんじゃない?」
とメーターパネルをチラ見する彼女。
とある峠の夜景スポットがすばらしいとウワサを聞きクルマで夜のデートだったけど、このあとの二人に起こる試練を知る筈もなかった。。
■ 前回のお話 その4 「高速道路でパンク」 <<<
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