はじめに
乗り物の出力や力強さの目安として、
馬力
という単位があります。
今どきの出力表示は馬力(PS)だけでなく、国際単位系 (SI)の
kW(キロワット)
も使われるけど、やっぱり何馬力というとなじみ易く、しっくりきます。
以下に、乗り物をおおよその馬力順に並べておきます
・100馬力 乗用車
・500馬力 観光バス
・1,000馬力 ブガッティ・ヴェイロン (スーパーカー)
・10,000馬力 新幹線
・50,000馬力 ジェット機
・100,000馬力 巨大コンテナ船、 鉄腕アトム
・37,000,000馬力 スペースシャトル
・160,000,000馬力 サターンVロケット
・0.1馬力 人間…
さいごに
空を飛ぶ噴射系のエンジンは推力なので、馬力換算はあくまでも目安です
新幹線なども編成により出力は違うので、話のネタ程度の精度にてご勘弁願います
馬力の定義など
日本で使われているPSは仏馬力
1PS(仏馬力) = 735.5ワット (1999年以降の日本での定義)
HP BHP はアメリカやイギリスで使用
1HP(英馬力) = 745.7ワット
おまけ
馬つながりでフェラーリの「跳ね馬」のこと
このエンブレムはフェラーリ創業者のエンツォ・フェラーリのルーツにあります。
アルファロメオのテストドライバーからレーシングドライバーになったエンツォが1923年6月にイタリアのラヴェンナ市郊外のレースで優勝した際、勝利に感銘を受たバラッカ伯爵夫妻から「跳ね馬の紋章」を授けられた事によります。
この「跳ね馬の紋章」はバラッカ伯爵の愛息で国民的英雄で、第一次大戦で「撃墜王」と称された伝説のパイロット、フランチェスコ・バラッカ少佐が自身の戦闘機につけていたマークに由来すると言われています。
第一次世界大戦当時は撃墜した飛行機のマークを戦利品として自身の戦闘機に張り付ける習慣があり、敵国であったドイツ機を撃墜した証として、バラッカ少佐が敵軍の「跳ね馬」を自身の戦闘機に付けていたようです。
この敵軍というのが、ドイツのシュトゥットガルト市のパイロットで「跳ね馬」はシュトゥットガルト市の紋章でした。
フェラーリのエンブレムの「跳ね馬」のルーツはここにあります。
ドイツのシュトゥットガルトといえば、お馴染みのポルシェでそのエンブレム内に「跳ね馬」も当然あります。
ページの最初のアイキャッチはマスタング(Mustang)でこれも馬ですが、マスタングとは北アメリカ大陸で野性化した馬の名称を指し、スペイン人が持ち込んだ小型馬が野生化したものでスペイン語のmestengoに由来。
ハワイに行ってマスタング借りてみた

アドレスちゃんは8.8馬力
