17年17万キロストーリー LifeSTYLE Factories
遊園地で一日遊んで、さあ帰ろうと言う時のまさかのバッテリー上がり。。
内心かなりあせったけれど、彼女の手前、表面上は冷静に・・手際よく、ブースターケーブルを取り出して、助手席の彼女に「ちょっと待ってて」と、さもすぐ直るかのようなそぶりで声をかける。
要は電気をわけてくれそうな人を見つければ良いのだ。
もちろん丁重には頼むつもり。
<<< 前回のお話
【バッテリー上がりその1】
【バッテリー上がり2】17年17万キロストーリーその15
そういえば何度も園内放送で・・
「相模40 xxxxのお客様、ライトが・・・」
と言ってたのは自分のクルマだったのかと、今さら気づいた。
聞いてないようでいても案外おぼえているものだと妙なことで感心。
犯罪捜査の聞き取りや、モンタージュ写真とかも、そんな記憶の深層みたいなものから情報をいぶりだすのか、寄せ集めるのかな・・・と勝手な連想が頭をめぐる。
バッテリー上がりは初めてではなく、下り坂での押しがけや、実家や友人のクルマからの電気のおすそわけで、しのいで来たのでブースターケーブルは常に備えるようにしていたのです。
さて、駐車場に車は数あれど、夕暮れも迫り人影は少ない。
ここは嗅覚を研ぎ澄まして・・・いましたいました。
中型のセダンのカップルが、これから車に乗り込もうというところにすかさずのアプローチ。
ものおじしない、ハッキリいえばあつかましい性格のぼくは、
「すいませ~ん、バッテリー上がっちゃったんですけどぉ」
遠慮なしに、しかし低姿勢で頼み込む。
「ブースターケーブル持ってるの?」
ちょっと面倒くさそうなトッポさのある兄ちゃん。
「もってます。 もってます。」
とこちらはあくまでも低姿勢。
ケーブルと聞いてくること自体、クルマのことが分っている人と認識。
話は早そうだ。
むこうも彼女の手前、優しい男を演じたかったかどうかは定かではないけれど、こころよく応じてくれ、ものの数分でエンジンはかかったのです。
感謝感謝。
こっちの彼女も作業中から車外に出て様子を見守り、相手のクルマが去っていくまで、ありがとうの気持ちをこめて一緒に見送ったのでした。
あとは神奈川の家まで帰ればおそらくフルに充電されるはず・・クルマのバッテリーは。
ふたりの愛情のバッテリーがこの後どうなったかは、それはご想像におまかせいたします。。
17年17万キロストーリー LifeSTYLE Factories
>>> 次回話 その16 砂浜に落ちる
伊豆の美しい某ビーチへは何度も来ていて、彼女ともはじめてではない。
夏にも来たばかりだけど、この時はもう11月で、浜で待つには晴れていてもちょっとしんどい。
でも天気はいいのでクルマにいれば快適で、しかも目の前はすぐに海だから気分は悪くない。
彼女はお気に入りの文庫本やらCDを持ってきて、快適にすごすはずだったのだけれど・・
前回の話 <<<
バッテリー上がりのおすそ分けの際は…
救援車に自分のクルマを寄せる時は、
自分のクルマのバッテリーの搭載位置、
相手のクルマのバッテリーの搭載位置を考えて、
ブースターケーブルが最短で結べる距離に停めれるように考えましょう。
ブースターケーブルをつなぐ順番
赤(プラス+)が先
黒(マイナス-)は後
1.自分のクルマのバッテリーの+プラス端子に赤いクリップ
2.救援車のバッテリーの+プラス端子に赤いクリップ
3.救援車のバッテリーの-マイナス端子に黒いクリップ
4.自分のクルマのバッテリーの-マイナス端子に黒いクリップ
※順番を間違えないように気を付けましょう
17年17万キロストーリー LifeSTYLE Factories