15年落ちPCのスペックは…
機種 DELL E4300ノートPC
Win10 Core2 Duo P9400 2.4GHz
HDD(換装前) 日立2.5inch HTS543225L9A300 250GB
SSD(換装後) ADATA 240GB SU650
下記の動画を見て頂くとおわかりいただけると思いますが、
「パスワード入力画面まで15秒」
くらい(以前のHDDでは1分半~)と15年前のPCのスペックにしては爆速と自負しております
このSSDに交換しました
換装後の爆速起動動画
きっかけ
以前からこの時代遅れの激遅PCを何とかしたいと思っており、買い替えるかSSD換装するかのどちらかでモヤモヤしていたが、何気なく動画を見ていたら低予算(無料アプリ、パーツ代も4千円いかない)で自分にも出来そうだったので実行する事にしました
参考にさせていただいた動画は2つあり文末に貼っておきますので良かったら参照ください
換装までの簡単な流れ
2023/8/5 まずは注文
土曜日だが仕事で疲れ帰宅後に横になりダラダラと動画を見ていたが、その動画でSSD換装の可能性をシャキッと思い立ちamazonでパーツを即注文、夜遅くの注文だけど明日届くという便利な時代になったもの
2023/8/5 パーツが配達
日曜日 人間というのはわがままな生き物で昨日の夜遅く注文したのに早く届かないかな、日曜で休みだからチャンスなのに…などと考えていたが実際に配達されたのは暗くなってから 明日の仕事まであまり時間がないが日付を大幅にまたぐ深夜までチャレンジしてみて挫折 クローンの途中でどうしてもエラーが出てしまう 動画のようにはなかなか上手くいかない
2023/8/6 ようやく換装が完了
月曜日 仕事なので夕方に帰宅後にアプリケーションを変えて再チャレンジ クローン作成にはえらい時間がかかり不安になったけれどエラーは出ずに夜遅くにようやく完了し、SSDで起動が出来た しかもすごく速いので苦労も帳消し
やり方を詳しく
タイトルでSSDに換装とひとことで書いてしまっていますが、作業的には
・内蔵のHDDのクローンを外付けのSSDで作成する
・内蔵のHDDをクローンしたSSDと入れ替える
ということになります
ハードウェアを用意
まずはSSDとそのケースを用意します
上記の2点は必須で、ぼくは動画で紹介されていたものを購入(アマゾンで合わせても4000円未満でした)しました
SSDの容量は現在のHDDより多いものを選んでください
ケースにSSDをセットしてUSBケーブルでPCにつなぐとSSDが認識され、この時点でPCには内蔵HDDと外付けSSDが接続されている事になります
ソフトウェア(アプリ)を準備
ここがいちばん厄介かもしれません
ディスクのクローンを作成してくれるアプリケーションが必須なのですがひとつめの動画で紹介していたEaseUS Todo Backupは現在バージョンが変わり有料となってしまいました
SSDのメーカーによっては(WDなど)自社製品使用(送り側のHDD、受け側のSSDのどちらかがWD製ならOKと解説していました)に限り無料で使用できるアプリケーションがあると2つ目の動画で知りました
今回購入したのはWDではなく、ADATA製のお値段安めのモデルで部品代がケース込で4千円いかないのに、それ以上の金額の数千円前後の有料版を買い、必ず上手く行く保証もないしこの手のディスクユーティリティのソフトウェアは自分には使用頻度が低い
仕方がないので検索可能な無料クローンソフトにMiniTool ShadowMakerがあったのでこちらをダウンロードしてインストールしてみたものの冗長性に乏しく(パーテーションやディスク容量にシビア)エラーが頻発したので諦めました
次回以降、MiniTool ShadowMakerについては時間に余裕のある時にトライしたいと思います
結局、ひとつめの動画で紹介していた冗長性の高いと思われる
EaseUS Todo Backup
の古いVer11.5をダウンロードできるサイトを探してインストールし上手く行きました(動画で使用していのはVer12.0だったけどこのバージョンは検索できませんでした)
クローン作成の注意点など
さて、ソフトがインストールされたらお次はハードで、ケースにセットしたSSDをPCのUSBポートに接続するとクローン作成の準備が整います
Windowsキー + x を押した後 「k」を押してディスクの管理を立上げて、SSD接続の有無、容量やパーテーションなどを確認してからクローン作成のソフトを立上げます
マニュアルに書いてあるか見ていませんが、常識的に順番はSSD接続→ソフト立上げの方が確実です
クローン作成といってもたいていはディスクユーティリティの機能の一部として付属のもののが多いように思われ、クローン作成時のフォーマットやパーテーションなどの前作業の有無もソフトや環境で異なるのでよく確認してください
そしてこのクローン作成はとても時間がかかるのでぼくのインストールした2つのアプリでは作業終了後にシャットダウンのオプションがどちらもチェック可能な仕様でした
・時間は数時間かかる事も(自分は5時間)
・YouTube動画などではみな上手く行ってるように見えるけれど、環境は千差万別なのでそれ相応のIT知識は必要不可欠
・SSDの容量は現在のHDDより多いものを選ぶ(自分はSSDの方が数ギガバイト少なくて肝を冷やしたけどEaseUS Todo Backupの冗長性で解決)
換装前の日立のHDD 250GB 実装232GB程
換装後のADATAのSSD 240GB 実装224GB程
HDDよりSSDの容量が少ない事に購入後気づくという間抜けっぷり…
HDDをSSDと入れ替える
ディスクのクローンが終わったらPCの電源を切ってから内蔵のHDDを外し、USB接続するためにケースに入っていたクローン済のSSDをケースから外し、内蔵のHDDと入れ替えておしまいです
クローンなので環境や設定、データやアプリなども当然そのままで、ただただPCが速くなるという魔法のような感じ
自分のDELLのノートPCはビス一本だけでHDD+PCのHDDケースが外せ、これをPCのHDDケースからHDDのみを外し(これもビス一本)、そのHDDが差してあった場所にSSDを差して元通りにPCに戻すと完了です
機種によってはPC本体の分解が必要で、このへんはPCの設計いかんという所ですね
あと、デスクトップPCは3.5インチのHDDが多い(多かった?)ので2.5インチのSSDに換装の際は取付方法に確認が必要と思われます
かかったコスト
・アプリケーション ¥0
・SSD ADATA 240GB ¥2,480 税込
・ケース センチュリー MOBILE BOX ¥1,373 税込
計 3,853円
は税込で管理人はamazonプライム会員なので送料は無料でした
さいごに SSD換装のメリットとデメリット
この記事だけでSSD換装できる方は相応のスキルをお持ちの方と思いますが、自分が参照した動画なども合わせて見て頂くとよりわかりやすいのでは考え、うまくいかない時などにはこの記事も参考にしていただき、少しでもお役に立てればと思いました
さいごにSSD換装のメリットとデメリットについて書きこの記事の結びにいたします
メリット
・HDDとは比べものにならないスピード
デメリット
・クローン作成に手間がかかり、環境ややり方によってはうまくいかない事も
・分解やパーツ交換によりメーカーの保証外となる可能性がある
スキルをある方でしたらクローンにこだわらずにデータバックアップとクリーンインストールでもSSD換装が可能と思われますがOSの初期設定が煩わしく現在の環境そのままの引き継ぎは難しいと思われます
自身の動画では電源ボタンを押してから15秒ほどでパスワード入力画面まで表示されていますが、ロースペックの時代遅れのマシンなので、win10上でも出来るだけリソースを喰わないシンプルな設定も合わせてしている事も記しておきます
おしまい
Latitude E4300の詳しいスペック、環境など
2008年前後のスペックのモデルと思いますが、所有のものは出荷日が2010/3/4でヤフオクでコレを中古品を購入したのが2017/8/19でこの時点でWin7 PRO32bitが既にインストールされていました
その後Win7のサポート終了にともないWin10に移行
スペック CPU Core2 Duo P9400 2.4GHz
HDD(換装前) 日立2.5inch HTS543225L9A300 250GB
SSD(換装後) ADATA 240GB SU650
メモリ2GB
チップセット インテル® 82GS45
オーディオコントローラIDT 92HD71B
画面サイズ13.3インチ
画面解像度1280x800WXGA (Wide XGA)LED
参考にさせていただいた動画
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SSDとは
Solid State Driveの略で、HDDのように回転したり接触する部分がない、半導体をベースとした記憶装置
物理的に可動部分がないので高速に作動する
・転送速度の速い M.2 SSD メモリーライクな外観