夏目 漱石のこころがことしで連載開始からちょうど100年となります。
(2014年現在)
先週あたりに、某新聞でなにかキャンペーンめいたものを見て、
「そういえば、昔買っといた覚えがあるような。。」
記憶は正しかった。カバーはどこかへ行ってしまっていたけど、ちゃんと本自体がありました。
買うだけ買って読んでない本って、けっこうあるみたいで、まだまだ棚の奥に名作が眠っているかもしれません。
「坊ちゃん」
は面白おかしく先に読んだけれど、そのあと買った
「こころ」
は当時はちょっとこうひっかかるというか、イヤな感じがして読み進めなかった。
しばらくぶりに本を少しだけ開いてみると・・・これは匂うぞ・・・アタリだったのに気づかなかった。なんたる不覚。
そんな訳で、ここ一週間はこればっかり夢中で読んでます。
邪道かもしれないけど、読み始めたら、結末が知りたいがために内容はちゃんと把握しながらも、かなり飛ばしつつ読んでしまった。読書という名のエンタテイメント。
最後まで読んで、しばしの放心状態。。
仕事の昼休み中だけ読んでいたので、3日かかってしまった。家でも夜読もうか迷ったくらい。
終わったらもう一度最初から。 面白い本は何度でも読みたい。
また、ときどき飛ばしたり、こんどは戻ったりしながら、ふと時代背景を追ってみたり、つかわれている言葉を調べたりして全体をなめて行きます。
100年も前の文章なんだけど、古さをあまり感じないし、人間の普遍性である「こころ」がテーマだから、
今の時代にも通じるものがたくさんあると思います。
おしまい
2014-04-28
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