ぼくのWM1号機
きょう7月1日(1979年)は、ソニーからウォークマンの1号機が発売された日です。
この時代はまだCDはなく、アナログレコードや、カセットテープ(コンパクトカセット)で好きなアーティストの曲を聞くのが一般的でした。
当時はラジカセなんかもありましたが、カセットテープを使用した、より小さく軽くてコンパクトなオーディオ機器の登場で、より気軽に自分の好きな音楽だけを外に持ち出して、パーソナルに楽しめるようになりました。
ショボい画像はぼくが所有している、
スポーツ・ウォークマン
です。
WM初出の1979年製ではなく、それから数年後に発売されたのを買ったと記憶してます。
見た目も、重そうですが、防水?防滴??仕様なのでホントに重く、
「スポーツ・ウォークマン」
の名にたがわず、持っているだけでスポーツ仕様…エクササイズが出来そうで、比較の為に記しておきますと、近年の2018年モデル(当然カセットではない)には99gという100g以下の物もあったようです。
音楽を外に持ち出すという習慣のはじまり
そんなことはさておき、今ではあたり前になった、
「音楽を外に持ち出す」
という習慣はこのウォークマンが世に出てから一般的になったのではないでしょうか。
当時、もちろんラジカセやラジオなどもありましたが、よりパーソナルに誰の邪魔もせずされずにひとりで楽しめ、ときには彼女と片耳づつシェアなんか・・したりして、
(イヤホンジャック2つ仕様もそういえば他社であったかも)
そんなスタイルは、その後に来る個人の時代の到来をつげていたのかもしれません。
ウォークマンのルーツ
なお、ウォークマンには、
プレスマン
というポータブルなカセットテープのモノラルのレコーダーという元ネタがあり、ここからスピーカーと録音機能を省き、ステレオの再生に特化し音楽仕様として誕生したもので・・
ぼくの知る範囲では、ソニーのえらい人がこの「プレスマン」を持ち歩いていて、なんとかこれでステレオでいい音で聞けないかと技術屋に詰め寄って?出来たものと認識しています。
そのへんのいきさつが面白く書いてあり、読み応えのある「ソニーの法則」
WM以外にも数々の商品開発エピソード満載で元気が出ます!!
「企業は人なり」とコレ読むといつも思ってしまう。
40年の時を経て
さぁ、
そんな1979年からもう40年もたってしまいましたが、パーソナルにより小さくというそのトレンドはいまの時代も引き継がれ、WMの世の中にあたえた影響というのはとても大きいのではないでしょうか。
アナログの音はデジタルのデータに置き換わり、音源はより小さく凝縮が可能になって、機器の小型化はさらにすすみ、テープやディスク(どちらも死語かも)というメディアさえ必要ない時代になってきています。
昨今のスマホはちいさい多機能なコンピュータであり、このウォークマンの音楽再生の機能はその、ほんの一部に収まってしまいます。
さいごに
けれども、音楽の再生にはやはり専用のフォーマットである、WMに分があるように思いますがどうでしょうか。
きょう7月1日はウォークマン登場から40年の節目で、あのころよりさらに音楽はより身近に手軽になりましたが、音にこだわるひと、音楽がホントに好きなひとは、スマホ全盛の時代にあえて、
音楽専用機のWMで小粋にハイレゾな音を持ち歩いてみる
なんてのもアリと思ったりするのでした。
おしまい
ソニー関連の記事
▼ NURO光
▼ PS4
おまけ
WMならぬ、ぼくのラジオ1号機
すべてはここからはじまった(小5で買ってもらったソニーのラジオTR-3270)
まだ現役のCDラジカセ「ドデカホーン」
ラジカセながら低音を強化していて音質は悪くない
さすがにCDとカセットは今は壊れているけれど、AMFMラジオとライン入力は生きているので、デスクトップPCの外部スピーカーとして生きながらえています
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